紙ジャケット８枚組というのは、ボックスに8枚入っているのかと思ったら、違った。バラバラでそれぞれビニールカバーに包まれている。ボックスはない。デビューアルバムから『リボルバー』までの曲が、独自の編集による選曲で各CDに12曲入っている(合計96曲) 。気になる音質だが、試しに『ゴールデン・ハーモニー』というタイトルに入っているNo ReplyとI’ll Be Backを、現行のSHM-CD紙ジャケットシリーズ(For Sale: UICY-76969, A Hard Day’s Night; UICY-76968)とヘッドフォンで聞き比べてみた。音圧はほぼ同等で、音質も私のシステムと耳ではさほど違いはなかった。オリジナルアルバムの曲順が聞き飽きた貴兄も多いであろう。ジョンがリードボーカルの曲ばかり12曲流して聞いていたら、いろいろな場面が浮かんでノスタルジーな気分に浸れる。選曲を楽しむ編集盤であり、1枚300円ほどの値段なのでジャケットの装丁は気にしてはいけない。ジャケットを包むビニールの上に丸い穴が空いていて、いかにもレジ横にぶら下げて置いて売るような安価CD(¥500税別と印刷あり)。このビニール上方の出っ張っている部分は切りとった。ビニールの下に糊付きフタがついているが、下方からは出し入れが不便なので、また、ビニールの右側を切って、CDを取り出しやすいようにした。これで新たにビニールカバーを買う必要はない。８枚で送料込み2,538円はお得。流し聞きに最高だし、自分がFM番組でビートルズ特集をしたら何を選曲するか、曲順は、なんて考え始めた。そんなこと、iTunesでプレイリストを作れば、どうにでもなるわけだが、おじさんはそんなことするより300円だしてCDプレイヤーに入れます。
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