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「Pull The Sun」はDanzigの歴史上のベストソングです。
最近のデジタルレコーダーではなく、昔のアナログレコーダーで全曲が録音されましたアルバムですので、mp3しか聴かない方がこのアルバムの旨味を味うことができません。
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イメージ付きのレビュー
平板なヘヴィネスに沈殿するダンジグの世界
01. Black Laden Crown02. Eyes Ripping Fire03. Devil On Hwy 904. Last Ride05. The Witching Hour06. But A Nightmare07. Skulls & Daisies08. Blackness Falls09. Pull The Sun葬送曲のように重く引きずるギター・リフで幕が開けますが、そのムードはアルバムの最後の楽曲まで続くという、変化に乏しい見所なき内容です。昨今のDANZIGでは通例の展開なので意外性は皆無。長らくグレンの右腕として帯同しているトミー・ヴィクター（PRONG）が、ヘヴィネス一辺倒の在り来たりのプレイしか出来ないギタリストというのも一因ですが、何よりもまず創作意欲（ソングライティング）が枯渇しているとしか思えません。グレンのヴォーカルも、さすがに加齢のせいか終始かすれ気味で、特異な艶やかさや力強さが失われています。人は誰もが年をとる。衰えることも自然なことであり、それを自覚し、受け入れることは、グレンが敬愛してやまない故：ジョニー・キャッシュの生きざまにも見えるはずなのですが、この新作に触れてみれば、グレン自身にもファンにも、居心地の悪い、中途半端な立ち位置に在る現状が残念です。アルバムのアートワークは、お馴染みのサイモン・ビズレーが手掛けているのですが、やっつけ仕事感がありありの安っぽい仕上がり。メタル系バンドがやらかしがちな、稚拙なコケオドシ風味に呆れます。MISFITS~SAMHAIN時代において、往年のＢ級ホラー映画への思い入れから敢えてその趣を狙ったデザインも売りでしたが、DANZIGにおいてはそれらを払拭し、アートにもこだわって行きたいと語っていたグレン。かつては「Danzig 4p.（1994年）」において、バンドのシンボルであるスカルヘッドを、グレン自らがロールシャッハ風にデザインしたり、クロムハーツ・ブランドによりシルバーアクセサリーが世界的に持て囃される以前から、あの“逆さ十字架（Lucifuge Cross）”のペンダントを考案し身に付けたり、彼がアートに見せるセンスや審美眼は冴え渡っていたのですが、いまは何もかもが彼のなかで沈殿したまま、身動きもせずといった様子ですね。
上位レビュー、対象国： 日本
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2017年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
01. Black Laden Crown
02. Eyes Ripping Fire
03. Devil On Hwy 9
04. Last Ride
05. The Witching Hour
06. But A Nightmare
07. Skulls & Daisies
08. Blackness Falls
09. Pull The Sun
葬送曲のように重く引きずるギター・リフで幕が開けますが、そのムードはアルバムの最後の楽曲まで続くという、変化に乏しい見所なき内容です。昨今のDANZIGでは通例の展開なので意外性は皆無。長らくグレンの右腕として帯同しているトミー・ヴィクター（PRONG）が、ヘヴィネス一辺倒の在り来たりのプレイしか出来ないギタリストというのも一因ですが、何よりもまず創作意欲（ソングライティング）が枯渇しているとしか思えません。
グレンのヴォーカルも、さすがに加齢のせいか終始かすれ気味で、特異な艶やかさや力強さが失われています。人は誰もが年をとる。衰えることも自然なことであり、それを自覚し、受け入れることは、グレンが敬愛してやまない故：ジョニー・キャッシュの生きざまにも見えるはずなのですが、この新作に触れてみれば、グレン自身にもファンにも、居心地の悪い、中途半端な立ち位置に在る現状が残念です。
アルバムのアートワークは、お馴染みのサイモン・ビズレーが手掛けているのですが、やっつけ仕事感がありありの安っぽい仕上がり。メタル系バンドがやらかしがちな、稚拙なコケオドシ風味に呆れます。
MISFITS~SAMHAIN時代において、往年のＢ級ホラー映画への思い入れから敢えてその趣を狙ったデザインも売りでしたが、DANZIGにおいてはそれらを払拭し、アートにもこだわって行きたいと語っていたグレン。
かつては「Danzig 4p.（1994年）」において、バンドのシンボルであるスカルヘッドを、グレン自らがロールシャッハ風にデザインしたり、クロムハーツ・ブランドによりシルバーアクセサリーが世界的に持て囃される以前から、あの“逆さ十字架（Lucifuge Cross）”のペンダントを考案し身に付けたり、彼がアートに見せるセンスや審美眼は冴え渡っていたのですが、いまは何もかもが彼のなかで沈殿したまま、身動きもせずといった様子ですね。
02. Eyes Ripping Fire
03. Devil On Hwy 9
04. Last Ride
05. The Witching Hour
06. But A Nightmare
07. Skulls & Daisies
08. Blackness Falls
09. Pull The Sun
葬送曲のように重く引きずるギター・リフで幕が開けますが、そのムードはアルバムの最後の楽曲まで続くという、変化に乏しい見所なき内容です。昨今のDANZIGでは通例の展開なので意外性は皆無。長らくグレンの右腕として帯同しているトミー・ヴィクター（PRONG）が、ヘヴィネス一辺倒の在り来たりのプレイしか出来ないギタリストというのも一因ですが、何よりもまず創作意欲（ソングライティング）が枯渇しているとしか思えません。
グレンのヴォーカルも、さすがに加齢のせいか終始かすれ気味で、特異な艶やかさや力強さが失われています。人は誰もが年をとる。衰えることも自然なことであり、それを自覚し、受け入れることは、グレンが敬愛してやまない故：ジョニー・キャッシュの生きざまにも見えるはずなのですが、この新作に触れてみれば、グレン自身にもファンにも、居心地の悪い、中途半端な立ち位置に在る現状が残念です。
アルバムのアートワークは、お馴染みのサイモン・ビズレーが手掛けているのですが、やっつけ仕事感がありありの安っぽい仕上がり。メタル系バンドがやらかしがちな、稚拙なコケオドシ風味に呆れます。
MISFITS~SAMHAIN時代において、往年のＢ級ホラー映画への思い入れから敢えてその趣を狙ったデザインも売りでしたが、DANZIGにおいてはそれらを払拭し、アートにもこだわって行きたいと語っていたグレン。
かつては「Danzig 4p.（1994年）」において、バンドのシンボルであるスカルヘッドを、グレン自らがロールシャッハ風にデザインしたり、クロムハーツ・ブランドによりシルバーアクセサリーが世界的に持て囃される以前から、あの“逆さ十字架（Lucifuge Cross）”のペンダントを考案し身に付けたり、彼がアートに見せるセンスや審美眼は冴え渡っていたのですが、いまは何もかもが彼のなかで沈殿したまま、身動きもせずといった様子ですね。
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Great album
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