聖なる呼吸 ヨガのルーツに出会う旅 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ヤン・シュミット=ガレ |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 45 分 |
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商品の説明
マットに上がれば、そこは小宇宙だった
なぜヨガは世界に広まり、多くの人々に愛されるようになったのか――
南インドの美しい風景とともに綴られるドキュメンタリー
★ヨガ初心者の映画監督がインドをめぐり、みつけた真実
★南インドの美しい風景と貴重な映像を交え綴られる、ヨガのルーツに出会うドキュメンタリー。
★日本ヨガ界の第一人者、ケン・ハラクマによる字幕監修
【封入特典】
ケン・ハラクマ先生と吉川めい先生へのインタビュー、柳生尚子先生のエッセイを収めたフルカラー・ブックレット
【特典映像(予定)】
追加インタビューと未公開シーンを計188分収録
★VOICE OF MASTERS★
・T.クリシュナマチャリア(1888-1989)
「魂に集中しなさい神のことを思いなさい さもなくば気づきは得られない」
20世紀初頭のインドで新たなヨガ方式を確立し、現在のヨガブームの基盤を作った。
自らをヨガの師ではなく常にヨガを探求している生徒だと周囲に語った。
・K.パタビジョイス(1915-2009)
「クリシュナマチャリア師のアーサナ指導は大変に厳しいものでした」
模範生徒としてクリシュナマチャリア師と共にインド各地をまわりヨガ普及に努めた。
生涯マイソールで師の遺産を継承しつづけた。
・B.K.S.アイアンガー(1918-2014)
「私がヨガを始めた当時インドではヨガに対して世間の偏見がありました」
姉の夫だったクリシュナマチャリア師の元でヨガを学ぶ。
彼の指導法は世界中にある数百ものアイアンガーヨガ・スクールを通じて広まっている。
★コメント★
ヨガの至宝をよみがえらせた映画 ――ベルリナー新聞
うっとりするほどエレガント ――南ドイツ新聞
息を飲むような映像の数々 ――アーベンツァイトゥング紙
【あらすじ】
現代ヨガの源流T.クリシュナマチャリアの教えを辿る旅に出たヨガ初心者の映画監督。
高名な弟子であるK.パタビジョイスとB.K.S.アイアンガーや子供たちのもとを訪ね、彼らから直接レッスンを受ける。
本作は、ドイツ人映画監督ヤン・シュミット=ガレが、ヨガの起源に興味を抱き南インドを訪れ、
“近代ヨガの父"ティルマライ・クリシュナマチャリア(1888 - 1989年)の軌跡を追った記録である。
旅の中でシュミット=ガレ監督は、クリシュナマチャリアの直弟子で現代ヨガの最大流派の一つである
アシュタンガヨガの祖・K.パタビジョイスから太陽礼拝を学び、アイアンガーヨガの祖・B.K.S.アイアンガーからアーサナ(ポーズ)の指導を受ける。
そして旅の最後に、クリシュナマチャリアの三男から“命をつなぐヨガ"を施される。
今やヨガ人口は世界で3億人と言われるが、20世紀初頭、インドでヨガは少数の年配者や僧侶だけにしか知られていなかった。
当時、大学でヨガの実践と哲学を教えていたクリシュナマチャリアは、マイソール王国の君主に雇われ、
身体能力を高めるための古典ヨガを発展させた新たなヨガの方式を確立し、これが現代ヨガの源流となった。
【インタビュー出演】
T.クリシュナマチャリアの子供たち
K.パタビジョイス
B.K.S.アイアンガー
【スタッフ】
監督:ヤン・シュミット=ガレ
日本語字幕:林美穂
字幕監修:ケン・ハラクマ
【DVD仕様】
2011年/ドイツ、インド/カラー、モノクロ/本編105分+特典映像188分/2層/音声:ドルビーデジタル5.1chサラウンド/英語、カンナダ語、テルグ語、タミル語/16:9/2枚組/日本語字幕
※仕様は変更となる場合がございます。
発売元:アップリンク
販売元:TCエンタテインメント
(c)PARS Media
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 140 g
- EAN : 4562474190497
- 監督 : ヤン・シュミット=ガレ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 45 分
- 発売日 : 2018/9/5
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : TCエンタテインメント
- ASIN : B07CPVPG5N
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 82,189位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
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- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
向こうではとても小さな子供からヨガをしていて驚きました。こちらのものは結構ハードなヨガなので筋トレに近い気がしました。
深い呼吸をし、自分の身体を感じることで丁寧&真摯に自分の身体と向き合うことの大切さを感じました。
最後の片鼻呼吸は自律神経を整え集中力アップや緊張してる時などにするとリラックスできて、とても効果的で脳のリフレッシュになるそうです。
B.K.S.アイアンガーへのインタビューで、アイアンガーさんがヨガを始めた頃(1930年代)は、世間はヨガに偏見を持っていて、ヨガの修行をする人は精神的に病んでるなどと思われていたとのことです。
また、クリシュナマチャリアの子供(三女)が大学生の頃(おそらく1960年代頃)でも、親の仕事を他人に言うことに抵抗があったとのことで、今とは異なり、自慢できる魅力的な職業ではなかったとのことです。
★現代は異常な物質主義で、あたかも画一的な幸せがあるかのような概念が蔓延し、子供の頃から洗脳され、マインドコントロールを受けているので、(◆本当の自分は求めてない事物でも)世間で作られた押し付けの幸せや欲望により、それを手に入れなければ劣ってる、そうならなければ負け組だ、という無価値な概念の支配が凄まじく、無価値なプレッシャーをかけられています。
★幸せの概念は個々人で異なるので、画一的な幸せというものは存在しません。また、感じ方も個々人で異なるので、誰がどれくらい幸せなのかを知ることはできませんし、逆に貴方がどれくらい幸せを感じてるかも他人には分かりません。★だから、幸せは比べられないものです。
★植え付けられた間違った概念を除去するには、ヨガ(伴う呼吸法、マインドフルネス)は本当に必要で、それにより【今・現在に精神を集中させ】、【自己を明確・確実に見つめ】、【本当の自分が真に求めてるものは何か?(本当の自分が真に求めてる幸せとは何か?)を知るために】実践されると、リラックスし、気持ちが落ち着き、楽になり、人生が楽しくなります。
★御自身のために、毎日10分でも良いので、落ち着いた時間を取ってあげ、目を閉じ、深く、ゆったりとした呼吸の中で御自身を見つめ、本当の自分を探し出し、自己と向き合い、静かな時間の中で語り合ってください。
★このレビューを読まれた皆様が、真の、自分だけの幸せを感じられ、健康で豊かな人生を歩まれることを心より祈っています。
この表紙の人物、アイアンガーさんなんかの師匠にあたるクリシュナマチャリアさをんが、廃れていたヨガを、近代インドで復活、広めた経緯が紹介されています。
彼以前には、一部の人達が細々と続けていたヨガを、大学で学術的に詳しく調べて研究していた時に、時の王族マハラジャが、彼を見いだして、王族の健康のためのヨガ道場を開くに至り、ここから現代ヨガの普及が始まった。
流れは3つ。
ハタビジョイスに代表される伝統のアシュタンガヨガとアイアンガーさんの革新的ヨガ、そして親の教えをそのまま?世界に広げた彼の子供たち。
とにかく彼以前にはちょっと変わった変な人がやるものと思われていたヨガが、王族が認めた事をきっかけにメジャーな健康法として普及しだしたのだ。
それも真面目な調査研究と日頃の実践あってのこと。
あと興味深いのは、お弟子のハタビジョイスさんとアイアンガーさんの違いなど。
伝統と革新。
全く違う資質を持った二人を、彼はどう育てたのか?
日本で言えば、プロレス界のジャイアント馬場とアントニオ猪木の違いに似ています。
ヨガの修行は、禅寺で叩かれる以上に厳しかったらしいです。
圧巻なのは、クリシュナマチャリアのアサナ。
YouTubeでも断片見られますが、全身制御の効いた素晴らしいお手本ですよ。
大抵は身体をもて余したり、使いこなせずに振り回されたりしてますからね。
エンターテイメントにはなってませんが、ヨガをやってる皆さんには、興味深いドキュメンタリーかと思います。
初期仏教にも登場しますし、瑜伽行唯識学派は紀元400年頃。
サーンキャ学派を思想的背景とするパタンジャリの「ヨーガ・スートラ」の成立は、400年から500年頃です。
当然、これ以前から行じられていたはずです。
モヘンジョ・ダロの遺跡からは「瞑想するシヴァ神」を刻印したレリーフが見つかっていますが、これは
なんと紀元前2500年頃です。
この頃からヨーガは存在した可能性を示唆しています。
仏教でヨーガという場合は時代によって多少、意味合いが付加されています。
それは、今では成就法を指す場合。
初期仏教では瞑想を主に表します。
修行そのものを言う場合。
そこで、この映像作品で言われているヨガなのですが、ミーマーンサー学派を思想的背景としている点とアーサナの移行が早い点などから、日本のヨーガスタジオで行われているラージャ・ヨーガの中の「アーサナ主体」とするヨーガとは系統がいささか異なるようです。
なので注意してくださいね(^^)
ここで「ヨーガのルーツ」と言っても、誤解を招くようですよ。
アイアンガーの説くヨーガの成立は比較的最近なんです。
パタンジャリの説く「ラージャ・ヨーガ」は別名、「八段階よりなるヨーガ」と言います。
どのヨーガも最終目的は同じで、これを「サマディー」と言います。
初期仏教では更にサマディーから「漏尽」を最終ポイントにおいています。
ラージャ・ヨーガの場合、サマディー即、「解脱」ですが・・・この客観的証明手段が「心停止」ですね。
インドでは「サマディー」に入れば、神と認定します。
従って古来、詐欺も多く現れました。
「自分はサマディーを得たヨーガのマスターである」といえば、弟子が沢山集まり、楽に商売が出来ました。
よって、これを見分ける方法論として、地中に何日も籠もるとか、水中で呼吸を何時間も止める。
このようなパフォーマンスをして見せ、呼吸が停止していることを証明したのです。
瞑想を10時間くらい、コンスタントに続けると「サマディー(トランス意識)」に入りますが、これには
身体、関節の柔軟性が必須です。
それともう一つ。
密教的な意味を持つ「クンダリーニ」のコントロール。
これはサマディーを早く実現する要素です。
脳内ホルモンの分泌とそのコントロールによって素早く「サマディー」を実現しようとする狙いですね。
ちなみに、ビートルズなどがインドに憧れた頃は・・・・いわゆるヒッピー文化ですね。
大麻やドラッグに溺れて「愛」だ「平和」だと言ってた頃です。
その頃はまだ、LSDが規制されて無くて、彼らはこのLSDを「インスタント・サマディー」と呼んでいました。
つまり、サマディーは脳内麻薬の作用なんです。
これをドラッグに頼らず、安全に自分の生理機能を使って実現するのが「ヨーガ」や「仏教」と言えます。
それでラージャ・ヨーガの場合、各アーサナ、プラーナヤーマ、ムドラーを行います。
アーサナで気のルートを開通。
プラーナヤーマで気を強化。
ムドラーでクンダリーニの覚醒を促します。
釈迦牟尼は出家生活の中でこれを行う訳です。
経行(きんひん)やその他がこれに相当します。
ヨーガの原語ユジュ(くびき)は結びつけると言う意味ですが、単にヨーガと言った場合。
これは「真我(プルシャ)」と「個我(アートマン)」を結ぶ、これにより「梵我一如」を実現する方法論という意味です。
サマディーの状態が梵我一如の状態の実現という感じですね。
そこで、叙事詩ラーマーヤナには
「バクティー・ヨーガ」
「カルマ・ヨーガ」
「ジュニアーナ・ヨーガ」が説かれています。
「マントラ・ヨーガ」これが真言密教ね。
パタンジャリは「ラージャ・ヨーガ」(前半はハタ・ヨーガ。後半はクンダリーニ・ヨーガ)
マントラ・ヨーガ以外の総合的なものが、初期仏教とわたしは考えています。
それに宗教的な部分で一神教の信者の多い欧米人に気を遣っている作りになっているように思います。ヒンドゥーや仏教、神道は多神教なのでヨガの哲学に似ている部分がありますが、キリスト教やユダヤ教、イスラム教の信者には敬虔であればある程ヨガのスピリチュアルな部分は受け入れにくいと思います。
そういった部分をうまく欧米人向けにアレンジしたのがクリシュナマチャリア氏はじめ彼の弟子たちなのではないかなと感じました。