私も専攻が情報出身でなく、独学でプロのエンジニアになったものの、平均以下のレベルなので、優秀な独学プロプログラマがどうやって勉強しているのか、気になって読んでみました。
◼️感想
プロのpythonプログラマになるまでの全体像が分かりやすく、独学者向けに良い本だと思いました。
独学でプロのプログラマになりたい方がいて、pythonに興味がある方や、プログラマはどういった事を勉強するのかについて雰囲気を知りたい方に、オススメです。(価格が、ちょっとした技術書並に高いので、1300円以下なら、もっと気軽におススメ出来るのですが)
◼️著者について
著者のコーリー・アルソフさんは、米クレムソン大学で政治学を専攻し、他の専攻として、コンピュータサイエンスも考えて、プログラミング入門講座を履修してみたものの、難しくて挫折した経験があったそうです。
しかしながら、大学を出て、1年でプログラミングを独学で学び、eBayに入社して、フルスタック(開発からテスト、導入、保守、運用まで何でもこなす)プログラマになった上、ご自身の学びをシェアする本を書いて、しかもこれだけベストセラーになってしまうのだから、本当にすごい事だと思います。
◼️独学のメリットデメリット
これも、最初に触れられている点が良かったです。
また、継続学習が重要で、簡単に諦めない、気長にやる(すぐに結果を求めすぎない)のが重要という事を明記してくれている点も良かったです。
◼️独学者はどれくらいいる?
本によると、プログラマになった人のうち、コンピュータサイエンスの学位を持っていない人は、2015年のStack Over Flow(プログラマ人気サイト)調査によると、48%だそうです。(そのうち、完全独学者はどれくらいかは、分かりませんが。)
◼️この本の対象読者
プロのプログラマになりたい方。
趣味向けではなく、プロになるため、という点に要注意です。
つまり、この本は、完全なIT初心者向けではないです。
(少しでもいいので、何らかのプログラミングはした事がある人向け)
◼️著作スタイル
全体的に、個人的体験や学びを抽象化して、ご自身の学びをアウトプットした、noteやQuiitaみたいなカジュアルな感じになっています。
(独学で、python学んでプロのプログラマになってみた、という感じ)
プロのベテラン的視点で、プログラマ業界のロードマップをしたものではないですが、その点は逆に独学プログラマ的な視点が面白い本です。
◼️この本の目標
プロのプログラマになる際に必要な情報、技術について、全体像、道筋を得ることです。
もちろん、一言でプログラマと言っても、色々な言語や技術がありますし、フロント、バックエンド、テスト、フルスタックなど、立場も色々あるので、全部を説明している訳ではありませんが、どんな種類があるのか、どうやって職を得るか、など必要最低限の説明はきちんとあります。
300ページ前後の本1冊で、必要最低限な全体像や最重要事項がよくまとまっていて、素晴らしいです。
◼️この本のコンセプトの素晴らしさ
プロのプログラマの入口まで行く道筋を、全体像を描いた上で、見通しよく、学ぶ対象を最初に掴んでおく、という事ができることが素晴らしいです。
道筋が見通せると、学習対象が明確になり、学習計画が立てやすくなります。
独学ではこの視点がとても重要になると思います。(学校はカリキュラムがあり、手取り足取り導いてくれますが、独学は自分で計画を立てないといけない。しかし、初学者は、学習対象の全体像が見えず、計画が立てにくいし、どう学習したら良いかも分からないことが往々にしてあるので。)
そういう意味で、まさに、独学プログラマに向けての本です。
◼️言語をpythonにした理由
著者によると、初心者にも比較的分かりやすく、上級者にも人気(従って、2018年出版時点から数年は、プログラマとして成長する過程で不要になり難い言語)で、オブジェクト指向を学べて、需要が高いからだそうです。(プログラマ人気サイトの調査などでは、常にpythonは人気上位の言語)
言語選択に、pythonを選んだのは、非常に理に適っていると思いました。
pythonは、書いてすぐ実行できる点が、初学者向けに最適だし、ちょっとした事務処理の効率化にも使えるし、習熟度が上がって、別の言語を学んでからも、前処理やテスト的に使うなどでずっと役立つからです。
◼️この本を学んだ後にやると良いかもしれない事
プログラマが学ぶ言語は、大抵1つではないし、学ぶべき事は言語だけではないので、プログラミング自体に共通する点や、重要言語のマップ(各言語の派生図、関連図、年表、特徴、利点、欠点)や、プログラマ業界の簡単な全体像などがあれば、さらに助けになるかもしれません。
◼️日本語版の素晴らしさ
コーディングの補講や註釈がしてある点、日本向けに補足解説されていることが良かったです。
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◼️本の構成の概要
前半は、pythonのチュートリアル、オブジェクト指向プログラミングについて。
後半は、ツールや面接やチームでの仕事、勉強に関して記載されています。
◼️本の構成の詳細
5部構成(日本語版は6部構成)になっていて、以下の内容になっています。
1部: プログラミング入門としてpythonの初歩
2部: オブジェクト指向プログラミングの初歩
3部: ツール、正規表現、pip(プログラムなどのインストールや管理に使う)、バージョン管理(SVN、Git、GitHub)の初歩
4部: データ構造、アルゴリズムの初歩
5部: プログラミングのベストプラクティス、仕事を得るヒント、次のステップなど
6部: 補章として、著者が独学プログラマなので、それに起因するコードに関する問題点の補講、学習リソースのリスト(日本語版の特典)
============================================
◼️内容の詳細な感想
全章通して、プログラマらしい考え方、文の書き方だな、と思いました。
その考え方、アプローチの仕方がとても勉強になりました。
プログラミングって、現実の世界の問題などを解決するために、問題を段階を追って分解して、それを解決できるよう、手続きを踏んで組み上げ直す、とか、抽象化具体化を行き来する、フワッとした事も曖昧にせず、言語化して、手続化してものを考える、みたいな部分があると思うのですが、この本は、まさに、プロのプログラマになるためのアプローチが、全部分解して書かれている、みたいな書き方で、まるで本自体がプログラミング的で、非常に面白く感じました。
この本の前半半分の、python、オブジェクト指向プログラミングに関しては、手を動かしてプログラミングする、簡単なアプリを作るというアプローチで学ぶ実践主体の本と、コーディングの座学的なチュートリアル本とのちょうど中間だと思います。
第2部の、プログラミングパラダイム(スタイル、手法)は、経験者には分かりやすい説明であっても、この本の読者層である、プログラミング独学の初心者には、そもそもプログラミングや言語設計のメタ視点が欠けている事が往々にしてあるために、説明が難しいと感じるかもしれません。
でも、大変重要な視点なので、難しいと感じても、どこかの段階では理解しておくべきで、きちんと記載があって良かったです。
(第2部は、プログラマやSEの新入社員向けの研修とかでやるような内容)
また、149ページのコラム2に、pythonでのオブジェクトは、どういう意味なのかが記載されていて、この点も親切で良いと思いました。
オブジェクト指向に関しては、Javaなどのオブジェクト指向言語の参考書や、プログラマ向けブログや技術系のサイトなどでも、丁寧に説明されている事が多いし、『オブジェクト指向でなぜ作るのか』などの本も、初心者には、明解に意味や思想が分かってオススメかもしれないです。
もっと詳しく知りたい方は、プログラミング言語設計の変遷やソフトウェアデザインパターンなどに関する書籍を見ていくと、オブジェクト指向が何かとか、どうしてそうするかなどの理由が良く分かるかもしれません。
第3部のツールや正規表現、パッケージ、バージョン管理も必要最低限まとめてあって良かったです。
第4部は、データ構造、アルゴリズムですが、こちらは、著者が、別本で最近詳細版を出版されたようです。
第5部は、具体的に、プロのプログラマになるにはどんな種類のアプローチがあるのか、仕事の見つけ方、面接の受け方などがあり、参考になると思います。(日本では少し事情が違う部分もありますが)
書かれている事以上に、物の考え方が参考になります。
また、名著『達人プログラマー』の記載もあり、親切で良かったです。
各章ごとに用語集や、チャレンジリスト(実践練習課題)、コラム(補足)などがあるのも、とても良いです。
巻末の参考書籍やリソースの紹介もとても親切で良かったです。
全体に、文字がカラーでなく、レイアウトがシンプルなので、人によっては、可読性の面で気になるかもしれません。
◼️その他感想
プロのプログラマになり、さらにプログラマとして生き残るためには、様々な力(適性、根気、体力、知力、気力、効率の良い学習力とアウトプット力、助けてくれる人や物を見つけて繋ぐ力、チームでやっていく力、コミュ力、大量のドキュメントやコードを読んで書く力、セルフマネジメント力、運など)が必要なので、個人的には、非独学でプロのプログラマになるのもそれなりに大変なのに、大人になってから全て独学でプロのプログラマになるのは、よほど適正があって地頭が良い人でも、かなり大変じゃないかな、と思います。(モチベーションの高さは独学者の強みとしても。子どもの頃から独学しているネイティブプログラマは別として。)
著者のコーリーさんは、学習力、問題解決能力、行動力が高くて、本当にすごいと思いました。
皆が皆コーリーさんのように独学で、プロのプログラマになれる訳ではないですが、この本に勇気や励ましをもらえるし、問題解決へのアプローチの仕方など、たくさん学ぶことがあり、素晴らしい本だと思います。
今後もこうした、ある分野を独学し、プロの入口に立つまでの全体像を掴むような企画の本があれば、読んでみたいです。(どの分野でも、独学を考えていないのか、学習の羅針盤になるようなメタ視点がある本が少ないので、こういう本をシリーズ化してくれないかなぁ)
◼️参考書籍
この本の巻末には、参考書籍が載っていて、とても良かったです。
そこで挙げられている以外で、プログラマ向けの学習本(技術内容というより、メタ視点から書かれた本)で自分が読んで良かったと思う本は、以下です。(下記上から2つはオライリー出版、3つ目は毎日コミュニケーションズ出版。)全体的に古い本ですみません。最近は、良い本が色々出ていますが、あまり読めていなくてすいません。
@Andy Huntさんの『リファクタリング・ウエットウェア』
達人プログラマから見た、プログラミングの学習方法、思考法が書かれています。日本文化に親和性が高いと思います。右脳、左脳的な話が出てきます。
@Thomas A. Limoncelli さんの『エンジニアのための時間管理術』
集中時間の確保の仕方、仕事の進め方(SA向けで、内容は古いですが、参考になりました)
@Pete Goodliffeさん(Ruby言語を開発した、まつもとゆきひろさん監訳)の、『コードクラフト』
現実の世界で現実的により良いコードを書く技法、他のプログラマと協力する方法など。良いプログラミングは態度、姿勢から。プロのプログラマの良いアプローチを知るのに良い本。(700ページ弱ある。でも面白いので意外に時間かからないと思う。)
『独学プログラマ』を読んで、コーディングにも慣れ、もっと上級者になるにはどうしたら良いかや、チームでやっていくコツや、設計や運用、保守をコーディング段階から考える際の参考になるかと思います。
また、プログラミング以前に参考になるかもしれない本として、
@『プログラムはなぜ動くのか』(日経BP社)
@『システムはなぜダウンするのか』(日経BP社)
(プログラマにとって、運用保守時の落とし穴や起こりがちな問題点を知る事で、設計やコードをどうすべきか、どの様にドキュメント化しておくべきかなどの参考になる)
◼️お詫び
最後に、本が良かったので、つい長文レビューになった事をお詫びします。(読む人いるか謎だけど、自己満足ですみません。)
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独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで 単行本 – 2018/2/24
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購入オプションとあわせ買い
本書は「Pythonだけ」を学ぶ本ではありません。Pythonを使ってプログラミングを紹介していますが、伝えたい内容はPythonに限らない「プログラミング全般」の知識です。
プログラマになるためのスキルを独学できる本です。Pythonプログラミングの基本を学べるだけでなく、プログラマとして必要なスキル(シェル、正規表現、パッケージ管理、バージョン管理、データ構造、アルゴリズム、仕事の始め方・やり方)もひと通り学べるのが特徴です。
「プログラミングを始めたい」「できればその道でプロを目指してみたい」――そんな読者にオススメです。
本書の著者、コーリー・アルソフ(Cory Althoff)は、「独学プログラマー」です。本書は、彼が独学で、ゼロからプログラミングを学んだ体験に基づいて書かれました。
プログラミングを独学で身に付けるために、著者がPythonを通して学んだエッセンスが書かれています。彼の独学プログラマーとしての学び方は、多くの人に支持されています。
――訳者あとがきより
目次については、日経BOOKプラスの本書のページをご覧ください。そこでは目次ページだけをまとめたPDFファイルや、本書に登場するリンクをまとめたPDFファイル、補足もご連絡いただけます。
プログラマになるためのスキルを独学できる本です。Pythonプログラミングの基本を学べるだけでなく、プログラマとして必要なスキル(シェル、正規表現、パッケージ管理、バージョン管理、データ構造、アルゴリズム、仕事の始め方・やり方)もひと通り学べるのが特徴です。
「プログラミングを始めたい」「できればその道でプロを目指してみたい」――そんな読者にオススメです。
本書の著者、コーリー・アルソフ(Cory Althoff)は、「独学プログラマー」です。本書は、彼が独学で、ゼロからプログラミングを学んだ体験に基づいて書かれました。
プログラミングを独学で身に付けるために、著者がPythonを通して学んだエッセンスが書かれています。彼の独学プログラマーとしての学び方は、多くの人に支持されています。
――訳者あとがきより
目次については、日経BOOKプラスの本書のページをご覧ください。そこでは目次ページだけをまとめたPDFファイルや、本書に登場するリンクをまとめたPDFファイル、補足もご連絡いただけます。
- 本の長さ322ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2018/2/24
- 寸法210 x 148 x 1.7 cm
- ISBN-104822292274
- ISBN-13978-4822292270
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独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで | 独学コンピューターサイエンティスト Pythonで学ぶアルゴリズムとデータ構造 | 教養としてのコンピューターサイエンス講義 第2版 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識 | SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル 第2版 | CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド | Coders(コーダーズ) 凄腕ソフトウェア開発者が新しい世界をビルドする | |
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読者対象 | これからプログラミングを始めたい人、ソフトウェア開発者になりたい人、Pythonを新たに学びたい人 | アルゴリズムとデータ構造について初めて学ぶ人、コードを見ながらこれらを学びたい人 | プログラミングやデジタル社会への理解を深めるために、IT全般の基本知識を身につけたい人 | ソフトスキル(人間力に関するスキル全般)を高めたいソフトウェア開発者 | これからのキャリアをより充実させたいソフトウェア開発者 | できるプログラマーの実態、考え方を知りたい開発者やマネージャ |
特徴 | プログラマーになるためのスキルを独学できる本。「Pythonプログラミング全般」を学べるのに加え、プログラマとして必要なスキル(シェル、正規表現、パッケージ管理、バージョン管理、データ構造、アルゴリズム、仕事の始め方・進め方)もひと通り学べます。 | 『独学プログラマー』の姉妹書で、コンピューターサイエンス(計算機科学)の入門書。プログラマーが知っておくべき「アルゴリズム」と「データ構造」について図とPythonのコードで具体的に示しながら、分かりやすく説明します。 | 著者は「伝説の計算機科学者」、ブライアン・カーニハン先生。『プログラミング言語C』(通称: K&R本)の著者の1人です。そのカーニハン先生がプリンストン大学で一般人向けに行っているコンピューターサイエンスの講義に基づいており、平易に書かれています。 | 「より良い人生」を送るためのノウハウ・スキルを網羅した、ソフトウエア開発者用生き方バイブル本。キャリアの築き方、売り込み方、技術習得法、生産性の高め方といった仕事で成功する方法に加え、財産の築き方、心身の鍛え方、恋愛成功法など「人生全般をより良く生きる方法」を具体的に説明します。 | ソフトウェア開発者として成功するために知っておくべきノウハウ・スキルを網羅したキャリアガイド。成功するために必要なスキルの種類とその身につけ方を全60章にわたって具体的に解説。一人前のソフトウェア開発者になるための指南書です。 | 社会を作り変えたいなら、コードを書くのが一番だ――。著名なソフトウェア開発者の多彩かつ具体的なエピソードを通じて、彼らはどのように考え、行動し、デジタル世界に大きな影響を与えるソフトウェアやサービスを生み出しているのかを解き明かした読み物です。 |
商品の説明
出版社からのコメント
米アマゾンで絶賛されている「The Self-Taught Programmer: The Definitive Guide to Programming Professionally 」の邦訳がいよいよ登場。日本のPython界の第一人者による翻訳でお届けします。
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2018/2/24)
- 発売日 : 2018/2/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 322ページ
- ISBN-10 : 4822292274
- ISBN-13 : 978-4822292270
- 寸法 : 210 x 148 x 1.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 31,148位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 50位ゲームプログラミング
- - 55位Webプログラミング
- - 69位モバイルプログラミング
- カスタマーレビュー:
著者について
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(株)ビープラウド所属、一般社団法人PyCon JP 会計理事。オープンソースのPython製ドキュメンテーションツールSphinxのコミッター。Python mini hack-a-thonやSphinx-Users.jpの運営の1人。2003年からPythonを使い始め、国内外の多数のPythonイベントに登壇、Pythonとその関連技術の普及に努めている。最近は、公私ともにPythonを教える立場で多く活動している。
活動: http://www.freia.jp/taka/docs/index.html
発表: http://www.freia.jp/taka/talks.html
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年8月16日に日本でレビュー済み
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2021年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は政治学を専攻していた著者がソフトウェア・エンジニアへと転身した体験を踏まえて「プロのプログラマー」を目指す方の「独学」向けに執筆した書であり、単純な<Python>入門書では無い(ただし、後述する様に自然と<Python>が身に付く構成となっている)。全体は5部構成となっており、第1部は「プログラミング入門」、第2部は「オブジェクト指向プログラミング入門」、第3部は「プログラミング・ツール入門」、第4部は「コンピュータ・サイエンス入門」、第5部は「仕事に就く事」となっている。この内、第5部以外は<Python>を用いて説明しているので、上述した通り、自然と<Python>が身に付く創りとなっている。ちなみに、私は現役時代は「プロのプログラマー」だったので、概念上で本書に目新しい点は無かったが、最近スマホを購入した私の目的はそれらの概念をどうやって<Python>で記述するかという作法を知る事だったので、まさにピッタリの内容である。
第1部を読むと、シェル・スクリプトである点を敢えて無視すると、<Python>は<:>の用法に特別感がある「<C++>+<Lisp>」という印象を受けた。しかし、公平に見て「プログラミング入門」という感じは全く受けず(私にとっては何の問題も無いが)、全体をボトムアップで説明する体裁、構文としてのキーワード、(組込み演算子を含む)演算子、オブジェクトに対するメソッドの区別の整理の曖昧性、モジュールの概念や<import>の意味など初心者の方に分り易くなっているか否かは疑問が残る所。これを乗り越えてこそ「素人→プロ」という含意か(「独学」と言うよりは熟練者に相談する事を推奨している)。第2部は確かに「オブジェクト指向プログラミング入門」になっていて、<C++>が初めて出て来た時を思い出した(第1部同様の感想を持った)。第3部はUNIXのシェルの説明そのもので、記法さえ注意すれば経験者にはお馴染みだが初心者用としては第1・2部同様の感想。第4部はWirth「データ構造+アルゴリズム=プログラム」を想わせる内容で懐かしかった。
経験者にとっては<Python>を知るに手頃で、「プロのプログラマー」を目指す初心者の方にとっては「独学」と言うよりは熟練者に相談する上での基礎を教えてくれる秀逸な書だと思った。
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経験者にとっては<Python>を知るに手頃で、「プロのプログラマー」を目指す初心者の方にとっては「独学」と言うよりは熟練者に相談する上での基礎を教えてくれる秀逸な書だと思った。
2024年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どのような本なのか、概要を把握せずに買ってしまいました。
タイトルからして、独学プログラマーがどう活躍していくのか?というようなことを想像してしまいました。
pythonを学ぼうと思っていたわけではないので、私にはヒットしませんでした。
タイトルからして、独学プログラマーがどう活躍していくのか?というようなことを想像してしまいました。
pythonを学ぼうと思っていたわけではないので、私にはヒットしませんでした。
2023年3月26日に日本でレビュー済み
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コードを見ながら説明も丁寧なので分かりやすく。入門書としては最適かと(中古も有りますし)
2021年11月6日に日本でレビュー済み
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最初読んだ時は、なんでこんなに評価高いんだ?と思っていましたが、少し勉強した後に改めて読んでみると、何と言うか痛いところに手が届くような本だなと感じました。
少し勉強した後に読んでみると違う発見があるかもしれません。
少し勉強した後に読んでみると違う発見があるかもしれません。
2021年12月9日に日本でレビュー済み
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1年前、この本を購入した。
なんてことはない、初心者用の本を5冊〜10冊と揃えていく時、Amazonで目についたので購入しただけだった。
他の初心者向けの本は、すぐに読了できた。その勢いで読了しようとした矢先、本に書いてあるあるフレーズが目についた。
「この本をあまり早く読まないように」と。
せっかちな私への的確なお説教として私はこのフレーズを胸に刻み、この本を何度も何度も繰り返して読むことに決めた。
実際、何度も繰り返して「独学プログラマー」に書いてある基礎のプログラミングを行なっていくうち、自然と自分で新しいプログラムを考えることが出来るようになった。
私は、最終的には初心者ながら、pandasやjsonをインポートしたり、関数を用いてプログラムを開発したりすることが出来るようになった。Pythonを始めてから半年での出来事だった。
その私が開発したプログラムは上述の技術とopenpyxlを使ったものだが、職場でも役立っている。
独学の場合は、どうしても壁にぶち当たる。だから「この本をあまり早く読まないように」しましょう。
それだけで多くの壁は崩れるはず。
なんてことはない、初心者用の本を5冊〜10冊と揃えていく時、Amazonで目についたので購入しただけだった。
他の初心者向けの本は、すぐに読了できた。その勢いで読了しようとした矢先、本に書いてあるあるフレーズが目についた。
「この本をあまり早く読まないように」と。
せっかちな私への的確なお説教として私はこのフレーズを胸に刻み、この本を何度も何度も繰り返して読むことに決めた。
実際、何度も繰り返して「独学プログラマー」に書いてある基礎のプログラミングを行なっていくうち、自然と自分で新しいプログラムを考えることが出来るようになった。
私は、最終的には初心者ながら、pandasやjsonをインポートしたり、関数を用いてプログラムを開発したりすることが出来るようになった。Pythonを始めてから半年での出来事だった。
その私が開発したプログラムは上述の技術とopenpyxlを使ったものだが、職場でも役立っている。
独学の場合は、どうしても壁にぶち当たる。だから「この本をあまり早く読まないように」しましょう。
それだけで多くの壁は崩れるはず。
2021年8月6日に日本でレビュー済み
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細かいことが理解出来たこと。